感謝することの大切さは、今までも記事に書いてきましたが、今日は、感謝することなく文句を言うと、どれだけもったいないことになるかをお伝えしたいと思います。
文句ってついつい言っちゃいますよね。
ご飯がまずい!
給料が安い!
子供の成績が悪い!
なんてことを言う人はいっぱいいると思います。
事実なんだから文句言うのは仕方ないでしょって思ってる人がほとんどでしょうが、文句を言うと、本当に失ってしまうものが多いですよ。
あるパン屋さんとホームレスの人達の話
昔、本で読んだ話ですが、パン屋さんがいて、毎日売れ残りのパンやパンの耳が余っていて、どうせ処分するのならもったいないからと、近くのホームレスの人達が集まる公園に、その余ったパンを持って行って、ホームレスの人達にあげたそうです。
ホームレスの人達は大喜びで、パン屋さんに大変感謝したのです。
それを見て、パン屋さんは、
「そんなに喜んでくれるなら、明日も持って来てあげよう。」
と、次の日も余ったパンを持って行ってあげました。
ホームレスの人達は、またまた大喜びで、パン屋さんに感謝しました。
パン屋さんは、ホームレスの皆さんが喜んでくれるのが嬉しくて、余った残り物のパンだけでなく、普通の売り物のパンまであげたりしていました。
毎日ホームレスの人達は、パン屋さんが来るのを楽しみに待つようになりました。
しかし、ある日、仕事が長引いてしまって、パン屋さんは、いつものホームレスの人達のいる公園に行く時間が遅れてしまいました。
すると、ホームレスの人達は、みんな、
「今日は遅いじゃないか!」
「なんで今日は遅いんだ!」
と、口々に文句を言ったんですね。
それを聞いて、パン屋さんは嫌になって、もう二度とホームレスの人達にパンを届けることはなくなったそうです。
どうですか?
やっぱり文句を言うと、せっかくの幸運を失ってしまいますね。
ホームレスの人達も文句を言わず、感謝し続けていたら、ずっとパンがもらえていたんでしょうけど、文句ひとつで幸運を失ってしまいましたね。
まとめ
この話は、たとえ話でしょうが、私達も肝に命じておかないといけない話だと思います。
やはり、日々の幸運を幸運だと思えなくなると文句が出てくるのです。
日々の幸運を当たり前だと思ってしまうことが不幸の始まりのような気がします。
失ってから気付くのではなく、日々、当たり前だと思っていることこそが本当は幸せなことなんだと思えるようになりたいですね。
文句を言うことが、どれだけもったいないことになるか、覚えておいて下さい。