どんなことでも喜び、どんなことでも最高に幸せだと思い、どんなことも無理矢理にでも感謝できる人になれるようにしましょう。
そのように無理矢理に自分を持っていけることが悟りであり、修養(学問をおさめ、徳性を養って、人格を高めるように努力すること)であり、意志の力なのです。
イヤだと感じた時にイヤだなと思って、また気に入らないと感じた時に気に入らないんだといちいち嘆いているのでは動物と変わるところがありません。
自分の気持ちは自分でしか始末できないものです。
その気持ちを常に最高度に保つ工夫が必要で、それを行ずるのが人生の創造者と称せられるのです。
幸福というのはそのようにして得られるものです。
幸福は常に造り上げなければ、すぐ色あせるものなのです。
言葉を口に出す時には、イヤなことでも
「いい」と言うといいのです。
人間のイヤなところを見ても、
「よくなるだろう」と言い、
欠点を見て、指摘したとしても、
あれは長所の裏返しで、~ということだから
「あれでいいよ」と言う。
自分でいつも言葉の最後、締めくくりの部分を良くして、前向きな表現で言い終える。
こうすると本人の運気を落とさないで済むそうです。
だから、ぶつぶつ言うような場面に遭遇しても、これがいいんだね、という因を、自分の意識の中に植え付ける。
すなわち、これがいいんだ、という思念を自分の阿頼耶識の中に植え付けると、やがて「いい」という世界が出始める。
いいという結果が具体化し始めるわけなんですね。
何か楽しい、面白い、ほほえましいというネタを見つけて、おかしいという世界を広げていくと、おかしくて楽しいという世界が出来上がってくる。
そしてネタを見つけてはおかしがっている。
これはいい循環になりますね。
口に出す時も必ず、
「・・・というので素晴らしかったんですよね」
「・・・というので良かったんですよ」
と、言い終えるのです。
何か文句を言う材料をわざわざ見つけて、ぶつぶつ文句を言っていると、「文句を言っている」という霊界ができるのです。
だから、逆に、
「・・・ということは素晴らしいですね」
「・・・だなんて良かったですね」
「・・・と考えれば最高に素晴らしいことですよ」
という言い方で、徹底して統一すれば、そのように運が変わっていきやすくなるのです。
ぶつぶつ言うから運気が悪くなる。
口にしていいことといけないことを選ぶ。
これを心掛けないと運は良くならないようですね。
「なんでもいいから前向きにやる」
というのが、運勢を良くしていく一つの姿勢だからということで、積極的に行動すること。
どんなことも悲観的に絶望的に受け取るのではなく、必ず良くなる、好転する、発展していくという、ものの言い形で自分の発言を締めくくるのです。
いつもいつもグチってぶつぶつ言って、最後には、
「どうせだめだわ」
「どうせうまく行かないわ」
「やっぱり間に合わないわよね」
とぶつぶつ言う癖が出てしまって、運を落としているので、
「それでかえって良くなるんじゃないかな」
「だから結局いいほうに行くよね」
「お互い良い結果になって良かったですね」
と、必ずどんなセリフも肯定的に発展的に前向きに言ってから締めくくる、ということを徹底したら良いのです。