恋人に振られたり、人に傷つけられたり、つらい目に合わされたりして、
「悔しい!許せない!あんなやつ不幸になれ!!」
と言いたくなる気持ちはすごくわかりますが、これは良くないです。
人をのろったりすると、その念が、「生霊」となって相手に災いをもたらすか、自分も不幸になるのです。
生霊というのは、生きた人間が出す霊で、非常に強い霊力を持ち、実際に人を殺してしまうこともあるのです。
深見東州先生の本にも書いてありましたが、
婚約した女性を捨てたためにうらまれ、女性の生霊にとりつかれて、若い命を落としてしまった人もいるそうです。
生霊を出したほうも、自分の霊の一部分が欠けた状態になり、ひどい場合はやはり死んでしまうそうです。
だから、生霊を出してもいけないし、受けてもいけないのです。
ただし、例外はあります。
よい思いの念が生霊になる場合です。
恋の執着心からではなく、純粋に「あの人を幸せにしてほしい。守ってあげたい」
という思いは生霊となって、本当に相手を守り幸せにするのです。
人をうらんではいけない
生霊を生み出すと、どうして運勢が下がってしまうのかを説明します。
つまり、運命の分かれ道で「後悔、うらみ」へ向かった場合です。
人をうらむと、自分自身の霊波動が乱れ、荒れすさぶため怒りっぽくなります。
するとイライラが昂じていちじるしく集中力が欠如するのです。
情緒不安定な状態で、急に不安になったり、陽気になったりします。
その理由は、うらみの想念が悪霊を呼んでしまうからです。
また、自分の霊の一部分も悪霊化してしまうことさえあるのです。
これはちょうど、ハエが白いご飯にたかっているようなもの。
こんなものを誰も食べたいと思わないように、守護霊も悪霊がいっぱいついている人を嫌うのです。
嫌われると、とたんに運勢は悪くなるのです。
ただし、本人が深く反省し、気持ちを入れかえれば、その瞬間に「悪霊バエ」はどこかへ飛んでいってしまうのです。
強く人をうらめばうらむほど、悪霊はどんどん増え、やがて巨大化して一つの独立した生霊となるわけです。
うらみの量と運勢は反比例する、というのが神霊界の法則だそうです。
自分が幸せに生きていこうと思ったら、人をうらまず、自分のためにも相手を許し、相手の幸せを祈っていきたいですね。