苫米地英人さんの「金持ち脳 捨てることから幸せは始まる」を読んで、良かった部分を紹介したいと思います。
ユダヤ人の財産の順位は教育が一番
もしかしたら、金持ちという言葉は、日本特有の言葉なのかもしれない。
たとえば。ユダヤ人は、日本人がもっともこだわるお金にそれほど価値を置いていない。
ユダヤ人がもっとも重視するものは何か。
それは、知識、教育である。
ユダヤ人は、ご存じのように、いろいろな歴史的な要因により、国家を持たない時期が長くあった。国家を持ったのはごく最近のことである。
そんな彼らが、リッチの条件として何を上げているのか。
それは教育が1番であり、そのあとがダイヤ、ゴールドなのである。
もちろん、金に換えられるという価値観でいえば、ダイヤモンドとゴールドは同じといえるが、そこに順番がつけられているのは、ゴールドは重くて持ち運びがたいへんだからである。
現在の相場でいえば、1グラムわずか4000円にすぎない。
一方、換金性があるという点では同じでも、ダイヤは、ポケットに10億円くらいの原石を入れて運ぶことができるだろう。
そういう意味でいえば、1番の教育は、換金性がないという点で、まったく性格が違っている。
ユダヤ人の価値観で、それを最も上位に置いているのは、彼らが流浪の民だったという事実と無関係ではあるまい。
一つには、運搬がいかに楽かである。
さらに、教育の素晴らしさは、盗まれる心配がないことである。
全財産を奪われ身ぐるみはがされて収容所に入れられても、教育だけは盗ることができないのである。
だから、彼らは、教育に最もお金をつぎ込む。
ユダヤ人であるというだけで、彼らのコミュニティでは教育費も医療費も事実上無料になるシステムがある。
子どもの頃から、経典「タルムード」を暗記し脳を磨くのである。
ジューイッシュ・マザー(ユダヤの母)という言葉がある。
教育ママの別名としても使われるが。
ユダヤの母親の教育熱心さは世界中でも有名である。
ユダヤ人という人種の定義が、母親がユダヤ人であるということもこれで頷ける。
結果として、ノーベル賞の受賞者はユダヤ人が特に多いし、アメリカの医者や弁護士もユダヤ人が多い。
つまり、「教育は必ずお金になる」のである。
だから、金持ちになりたかったら、まず教育を受けることである。
それゆえ、金持ち脳の基本は、教育であり教育は財産なのである。
こんな話を聞いたら勉強するしかないですよね。
学生はもちろん、社会人も、主婦も、定年退職したひとだって、勉強はいつでもできます。
図書館で無料で本も借りられるし、今はネットという便利なものがあるのでどんなことも調べることができますもんね。
なんて素晴らしい時代に生まれたんだと感謝しちゃいますね。